sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

乗り越えるべき壁・・・虚無主義1

人生と創造の会オリノです。

 

昨年の4月27日から始めたこのブログも新しい年を迎えました。

うまい具合に、書きたかったことを切りよく12月中に書き終え、

新年とともに2周目に入ることになります。

 

今回は哲学についてです。

 

ここで取り上げる哲学とは、17世紀のヨーロッパにデカルトスピノザから始まり

現代まで続く人間の理性による真実探求の道のりであり、その中で

考え出された思想の積み重ね、変遷と言えるだろう。

またこの一連の思想群を生み出した哲学は、その生まれた時代背景により

ある傾向がある。

それは理性と論理によるキリスト教の克服とその呪縛からの離脱・解放である。

事実、中世のヨーロッパで王や諸侯を上回るほどになったキリスト教会であったが、

腐敗・堕落は避けられず16世紀に起こった宗教改革と争乱により分裂し、

教皇を頂点とするカトリック教会の権威と勢力は大きく後退する。

聖職者・神の僕と自称してきた者がとんでもない俗物であることが知れ渡り、

世俗権力の後ろ盾となり手を組み、無知で素朴な民衆を誑かして甘い汁を

たらふく啜ってきたこと。

そして反論する者、自分たちに都合の悪い者には不信者・背教者として

犯罪者・異常者のように扱い、それでも従わないなら容赦なく焼き殺して

きたことなど、隠してきた裏の顔が見えてきたのだ。

結果、変節し人間支配の道具となり果てたキリスト教の支配が緩んだ地域では、

マインドコントロールから目覚めていた理性と思考力を持つ者たちが著述活動

を始める。

それはとても勇気と覚悟の要ることだった。

地域によっては以前のような威光を失ってはいたが、

まだキリスト教の影響力と同調圧力が強い時代である。

これら近現代哲学の先駆者たちがキリスト教側からの圧力や妨害に屈せず、

しっかりと基礎を築いてくれたお陰で現在の世界があるといえるだろう。

 

二元論・汎神論・経験論・合理論・功利主義・観念論・唯物論虚無主義実存主義

構造主義ポストモダニズム自由主義全体主義共産主義・資本主義・無政府主義・・・・

 

彼ら哲学者は人間の真実と世界をより良くするために思考し、思想を提起し、

それは多くの人に支持され現実化してきた。

自由、平等、人権、あらゆる学問、技術など現代社会に欠かせないもの

のほとんどが哲学、つまり人間の理性・知性そして思考がつくりだした、

あるいは発展させたものだ。

もちろん負の側面もあるのだが、確実に人間の意識と生活は向上してきた。

 

もう今ではキリスト教側から哲学者を非難する言葉は出なくなった。

無神論者が火炙りにされることもなくなった。

もちろん一部の過激な原理主義者・狂信者はいつの時代にもいるが。

完全に立場は逆転した。

 

こうして現在ある世界に多大な功績と影響をもたらしてきた哲学と、

それを発展させた哲学者たち。

彼らは様々な主義・考えの人々であり、キリスト教に近い人から唯物論者までいる。

言うまでもなく彼らは庶民に比べ頭脳明晰であり、知識も豊富であり、

理性を重んじ、自由に思考し、そして探求してきた。

 

では私たちが最も知りたいこと、答えが与えられるのを待ち望んでいることに

何と答えてくれるのだろう?

もちろんとても難しいのはこちらも理解しているので仮説でも私論でもいいです。

 

オリノ   「ではさっそく質問させていただきます。」

 

仮想哲学者A「はいどうぞ。」

 

オリノ   「人間は死んだらどうなるのですか?」

 

仮想哲学者A「むむっ・・・・。

 

      それは・・・・次回です。」