sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

乗り越えるべき壁・・・創造主を詐称した神2

人生と創造の会オリノです。

 

聖書の創世記にあるように人間は堕落し、原罪を負ってしまったために

エデンの園を追われました。

神の構想では、人間は善なる存在であり、地上のすべてを治める者に

なる予定でした。

ここまでお付き合いいただいた読者の方は、この神と呼ばれた存在が

創造主を詐称したこと、自らが創造主だと嘘をついた者であることが

理解されたと思います。

しかし、この神は知識と能力においては現代の我々より上にあることが

想像できるでしょう。

その点において人間から見れば”神的存在”でもあります。

だがそれでも創造主から見れば小さき者であり、授かった自由意志を

行使する被造物のひとつに過ぎないのです。

神は人間的な生命体です。

その行動はあまりに人間的です。

 

オリノ   「Bさん。なぜ神は二人を追放しただけで放置したのですか?」

 

仮想宗教者B「ふ~っ・・・私が何を言ってもあなたたちは真面目に

      聞こうとしません。

      ですが話しましょう。

      神は人間が堕落しても見捨てなかったからです。

      人間を救済することを計画されたのです。

      地上にメシアを送り、人間を救うとお決めになったのです。

      そのことを示唆・隠喩している文章が創世記にはあるのです。」

 

オリノ   「では神は人間の生命を大切にされる方ですか?

      例えそれが原罪に染まった悪しきものでも?」

 

仮想宗教者B「はい。神は愛であり、慈悲深く寛容なお方です。」

 

オリノ   「しかし神は人間を放置し、原罪を持つ悪しき人間が繁殖・増殖

      するのを放っておいたのです。

      やがて人口が膨れ上がると、地上は人間の悪徳に満ちている

      と怒り、大洪水で人間を根こそぎにします。

      この大洪水とはノアの箱舟の話に出てくるものです。

      (私見を言わせていただくと、神が大洪水を起こしたと言われますが、

      差し迫った宇宙的災害を察知した神が、自分の仕業にしたものです。)

 

      なぜ、そうなるのは明らかなのに、事前に手を打たないのでしょうか?

      二人は原罪を負うものです。

      そんな人間の失敗作が地に満ちたらどうなるか、

      神は予想できなかったのでしょうか?

      殺すのが嫌なら繁殖能力を無くせば良いのです。

      それから人間を創り直せば良いのです。

      そうすれば神は不条理な殺生も避けられ、計画は実現できるのです。

      なぜそうせずに、意味不明な超長期的な救済計画などという、

      数千年もの遠回りをし、無数の人命を無駄に殺していくのでしょう。

      この疑問を前に”神のみぞ知る”と思考停止して良いのでしょうか?

      普通に、ごく当たり前に考えれば予想がつきます。

 

      『神は人間を丸ごと創ることはできない。』

      『原罪もない。』

            

      自分を創造主だと詐称するような者なのだから、嘘に塗れていても

      不思議ではありません。

 

      それだけではありません。

      神は人間を不死の生命体として、永遠の命を持つものとして

      創造したと言っています。

      しかし堕落し、原罪のために死を免れなくなったと言っています。

      この言葉がどれほど酷いものかお分かりだろうか?

      世のクリスチャンと言われる人たちには、とても甘美に

      聞こえるらしいが、嘘、偽りであり、子供だまし、

      出来もしない大言壮語です。

      そのような不死の生命体が存在したらとんでもないことになります。

      地球の表面は無数の不死の人間に食い荒らされ、自然は根こそぎにされ

      てしまい、後に残るのは腹をすかせてひしめき合う不死の人間である。

      ついには不死の人間同士で共喰いをする悪夢である。

      不死の者は同じ不死の者に食われて死ぬ。

      そんなオチは笑えません。

            

      不死の物質的生命体などという非論理なものが、

      全能なる創造主から出てくる訳無いのです。

            

次回に続く