sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

今、ここに存在する自己をどう考えるのか。3

人生と創造の会オリノです。

 

続きです。

「霊の教え」を理解しようと努め、またその実践により理解を深めることで、

「霊の教え」が説く内容が、人間と人生の真実を的確に説明するもの

であることが確認される。

つまり論理的に納得でき、さらに生きる上での不安や恐れ、特に死に対して

抱く不安と恐れを払拭するだけに留まらず、内的平安・心に安らぎを感じる

ようになる。

そして人生に明確な存在理由と生きる指針が与えられ、その人間は静かに

力強く、確信して自らの人生を歩み始める。

彼も最初こそ不安と疑心からこの指針が正しい方向を向いているのか確信

できずにいた。

ゆっくりと歩き、少し進んでは振り返り、この指針が本当に正しい方角を

示しているかを数えきれないほど点検し確認してきた。

また、進む方向は正しいと分かっていても、自分がその方向に進むことを

躊躇したり、ふと気づくと違う方向に進んでいたりすることもあった。

何事も慣れないうちは苦労が多い。

だが月日が経ち、指針に沿って歩けば歩くほど、意識的努力をする分だけ

彼は自分の変化に気づくようになるが、周囲の人には分からないだろう。

なぜなら、彼は「霊の教え」を学ぶことで以前とは比べようもないほど

肯定的で健全な人間観・人生観・世界観を自らの内に築き上げたが、

彼の見た目と日常生活には少々の変化があっただけだからだ。

しかし彼は以前とはまったく違う人である。

彼はどのような変化を遂げたのか?

例を幾つか挙げてみよう。

 

彼は自分が何者か知っている。

彼は自分の存在理由を知っている。

彼は自分の人生とは何かを知っている。

彼は自分の人生をどう生きるべきか知っている。

彼は自分が無知であり、人生の中で学び続けることを知っている。

彼は自分が無知であり、誤りや失敗は学ぶために不可欠であると

知っている。

彼は自分が価値ある唯一無二の存在であり、全ての人間も

同様であると知っている。

彼は自分が人間であるためには、真の人間性を身に着ける努力が

必要だと知っている。

 

などといったところだ。

そして最も重要なこと、上の認識が得られる根拠を示そう。

 

人間は肉体だけの存在ではない。

霊的実存在が物質的領域に現れた生命体である。

霊は不滅永遠の生命であり、数十万回の人間生を

通じて進化・発達することを「創造の法則と勧告」に

規定されている。

これは霊的領域から物質的領域に至る全存在・

全物質・全エネルギーの統合体である「創造」が

自らの進化のために定めたものであるために

何ものも覆すことは不可能である。

すべては全知・全能・遍在・永遠なる宇宙意識である

「創造」の理念が具現化した姿である。

この普遍的真理を否定したところで一体何を得られようか?

ただ人間は、虚無と絶望の底なし沼に自身を沈めるだけだ。