sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

乗り越えるべき壁・・・カルト宗教・救済教義・盲目的信仰4

人生と創造の会オリノです。

 

前回はこの宇宙が始まった時に創造主が存在しない場合には、

すべては偶然がもたらしたということになった。

宇宙も人間も、偶然に偶然が重なった結果、奇跡的な確率で出現した

ものだと考えられている。

しかし、それでは人間も宇宙も虚無でしかない。

それをさらに掘り下げてみよう。

 

仮想哲学者A「あなたの意図は読めてきました。

      この前の続きをしようというのですね・・・・忌々しい。」

 

仮想宗教者B「何のことだい?」

 

仮想哲学者A「彼(オリノ)はそちら(Bさん)側だということだよ。」

 

オリノ   「まあまあ、そう言わずにお付き合いくださいよ。

      Aさんには少し不快かもしれませんが、可能性のひとつを

      考えてみるだけですから。」

 

仮想哲学者A「ニーチェの言う超人になるしかないな・・・・あっ!

      超人という言葉に反応してキン肉マンでボケようとしてますね!」

 

オリノ   「うっ!あなたはメンタリストですか!?」

 

仮想哲学者A「あとニーチェとニッチェも駄目です。」

 

オリノ   「完全に心を読まれました。」

 

仮想宗教者B「ハハハ、面白いですね。ところでニッチェって何?」

 

仮想哲学者A「面倒だからあとにして。」

 

オリノ   「女性のお笑いコンビですよ。Bさんは見たことないでしょう。

 

      さてさてまた脱線しましたのでもどります。

      ここで時間を巻き戻してビッグバン直前の状態を考えます。

      極小の一点、もしくは無が爆発して今あるようになったのですから

      すべてが一つになっていたはずです。

      つまり2000億の銀河も、私も、あなたも、それだったのです。

      その一つであったものが無数に分化・変化し、今に存在しています。

 

      宇宙が偶然から発生したのであれば、それは純粋に物質的な現象

      として存在しています。

      最初から創造主は存在しないのだから当然です。

      そうすると形而上のものは、この宇宙のなかには存在しません。

      人間が認識できないのではない。最初から無いのです。

      単なる物質の集合体である宇宙に意味も目的も価値もありません。

      たまたまそのようになった物理法則にしたがって動く物質だけです。

      何の意味もなく存在する宇宙=虚無なのです。

      宇宙全体が巨大な虚無ならば、その微小な一部分である人間も

      虚無でしかありません。 

 

      人間が考えること、考え出した崇高なもの、自由・愛・平和・正義・

      幸福・徳・善・人権・神といったものは、この宇宙の中に

      実在しないのです。

      そのようなものは人間の頭の中に妄想・空想としてあるだけです。

      人間の存在する意味・目的を知ろうとしますが、それは不可能です。

      なぜなら最初から存在しないからです。

 

      また人間は生存中だけ自己が存在する感覚をもちますが、

      それはよくできた脳が作り出す幻です。

      そのような人間を哲学者の三木清はこう言いました。

            

      人間は虚無の海に浮かぶ泡のようなものだ。

 

      人間の存在する宇宙はまるで虚無の大海です。

      たまたま海水に空気(命)が混ざり泡(人間)ができます。

      しばらく形(存在)を保っていても、すぐに弾けて海(虚無)

                     に戻るのです。

 

      ここまでの説明でお判りいただけたでしょう。

      この道はここで行き止まりです。

      すべては虚無であるということに納得できないなら、

      道を引き返し、別の道を行くしかないのです。」

                   

仮想哲学者A「つまり、本当にこの宇宙が偶然によって発生し、創造主も

      いなかったのなら、すべては虚無であって、それが最終的な

      結論であり、真理であるということだね。

            

      そして、意地悪な方法でこう言ってるんだよね。

 

      人間の真実を、存在する理由と目的を解明しようとするものが

      神や形而上のものを排除し、思索しないのであれば、

      虚無の壁の前で行き詰まるしかない。

                      そして人間は虚無だと言うしかない。

      果たしてそんなものに何の価値があるのか。

 

      まさにそんな状態の哲学はどうなんだ?

      そう言いたいんでしょ。

 

      違いますか?」

                       

オリノ  「私はそこまで言ってません。言ったのはあなたです。

      私は、お題を出して自分の考えを述べただけです。」

 

仮想哲学者A「本当に忌々しい人だな(笑)。

      じゃあ次は神を要請するのかな?」           

 

仮想宗教者B「私も少しよろしいですか?」

 

オリノ    「もちろんです。」

 

仮想宗教者B「私は今まで神の不在を考えることは好ましくないことだと

      思っていましたが、逆にそれを考えることで神の素晴らしさを

      再確認できることがわかりました。

      ありがとうございます。」

           

オリノ   「いいえ、礼には及びません。

      そんなBさんに申し訳ありませんが、

      次の(2)創造主が存在する場合では、きっと私を悪魔のように

      思うでしょう 。」               

            

次回に続く