sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

乗り越えるべき壁・・・虚無主義2

人生と創造の会オリノです。

 

では前回からの茶番の続きです。

(注 スマホの方は画面を横長にすると見易いです。)

 

仮想哲学者A「なるほど・・・つまり国家や社会の大義と個人の幸福では

      どちらが大事か?ということですね。」

 

オリノ   「いいえ違います。私は人間は死んだらどうなるのですか?

      と尋ねたのです。」

 

仮想哲学者A「わかりました。サルトルの言ったアンガジュマンとは何か?

      ですね。」

 

オリノ   「いえいえ、餡が自慢の手作りまんじゅうではなく、人間は

      死んだらどうなるのですか?と尋ねたのです。

      質問を変えさせたいのですか?」

 

仮想哲学者A「あなたはつまらないボケをしないように。

      どうしてもその質問に固執されますか?」

 

オリノ   「はい、お願いします。」   

 

仮想哲学者A「はあ~(ため息)仕方ないですね。

      では答える前に少々言い訳・・・

      あ~ゲフンゲフン(咳)説明させてください。

      では球技のクリケット弁証法によりアウフヘーベン

      することで誕生したベースボールに例えてみましょう。」

 

オリノ   「わかりました。野球に例えるんですね。」  

 

仮想哲学者A「いいですか、質問をするあなたはピッチャーであり、

      質問はあなたの投じた球とすると、それに答える私は

      バッターと言えます。

      しかもかなりの強打者です。トリプルスリー級です。」

 

オリノ   「すごいですね。私の投球も稲村亜美くらいですかね?」

 

仮想哲学者A「あなたはボケないでください。デヴィ夫人並みです。」

 

オリノ   「げっ!素人丸出しの山なり大暴投ですか。」

 

仮想哲学者A「いいですか.。ここからが肝要です。いくら私が強打者で

      山田太郎だとしてもです。」

 

オリノ   「ドカベンですね。懐かしい。でも盗塁30もしました?

                      彼は気は優しくて力持ちですが、鈍足が欠点ですが。」

 

仮想哲学者A「ゲフンゲフン、え~トリプルスリーと言えなくても

      山田太郎ならばストライクゾーンに来た球なら

      ホームランにはならなくてもヒットにはするだろう。

      ヒットにならなくてもホームラン性の大ファールや

      ヒット性の打球となる。

      難しい球でもバットの芯で弾き返すことができるのです。

      つまり質問者の期待に応える、あるいは期待以上の

      回答を出すことが出来るということです。

      ストライクゾーンならばね。」

 

オリノ   「ということは・・・・あっ(察し)。」

 

仮想哲学者A「そう。あなたの投じた球(質問)は残念ながら山なりの明確な

      くそボール。葉っぱが歯ぐきから生えた人にしか打てません。」

 

オリノ   「悪球打ちの岩鬼ですね。ドカベンどんだけ好きなの。」

 

仮想哲学者A「大昔のWBCギリシャチームにはソクラテスプラトンという

      岩鬼の葉っぱも枯れちゃうくらい有名な悪球打ちの師弟コンビ

      もいたんですけどね。」

 

オリノ   「すいません。そこはドカベンネタでは分かりずらいです。」

 

仮想哲学者A「そうですね。まずあなたの質問がなぜ悪球であり、デヴィ夫人

      投げたくそボールであるということですが。」

 

オリノ   「少し気分が悪いです。」

 

仮想哲学者A「くそボールそれは形而上のことを意味します。

      形而上とは生きている人間の感覚では知覚できないもの、

      人間の感覚・感性を超えたもの、形のないもの、存在を証明

      できないものといった意味です。

      代表的なものに神・愛・霊・善などがあり、反対のストライクである

      形而下とは人間の知覚できるもの、現実に存在するものという

      意味ですがその境界ははっきりしていないのです。

      ですので人によっては解釈に違いがあります。」

 

オリノ   「でもソクラテスさんは人間の本体は霊だと言って、死ななくても

      いいのに悪法も法だと毒を飲んで死にましたよね。」

           

仮想哲学者A「たしかに。でも少し違います。

      考えて欲しいのはソクラテスは紀元前400年、

      今から2400年前の人です。彼は死については誰も知らない

      のだから、未知のものを恐れるのではなく、これを機に死が

      何であるかを知ることが出来ると考えました。

      死後の意識存続がないのであれば深い眠りのようなものだろうし、

      それがあるのなら先に死んだ賢人たちと再会して問答することが

      できると。 

      当時は哲学の萌芽期であり、宗教と哲学の区分けも、形而上下

      の違いもありませんでした。

      彼の業績は無知の知、アレテー(徳)、問答法として残っています。」

 

オリノ   「少し先走った理解をしていたようです。」

 

仮想哲学者A「まあでも弟子のプラトンがそっち系の人で輪廻転生論者ですので、

      間違いではないです。」

 

オリノ   「ありがとうございます。でも、もう質問の答えを聞いたも

      同然ですね。」

 

仮想哲学者A「そうですね。答えとしては、わからない。答えられない。ですね。

      無理に打っても空振りか内野ゴロにしかならないでしょうね。

      見送るのが賢明でしょう。」

 

オリノ   「形而上の概念である神や霊・魂などを使って論じても、それが

      真実である、確かなものであるという証明が出来ないのだから、

      それは論理的な裏付けのない宗教の教義と同じものになって

      しまい、哲学とは言えないということですね。」

 

仮想哲学者A「その通りです。では十分に理解されたようなので私は帰っても

      いいでしょうか?先ほどから明訓高校野球部の監督の名前が

      思い出せなくて落ち着かないのですが・・・」

 

オリノ   「それなら知ってます。教えますからまだ帰らないでください。」

 

仮想哲学者A「ホントですか。もどかしさから尾てい骨あたりがムズムズです。

      でもよくご存知で。やっぱりあなたもドカベンマニア?」

           

オリノ   「たまたま歴史上の人物と同姓同名だったので覚えていただけ

      ですよ。監督の名前は・・・・次回につづく」