sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

真の自己である霊と、私という人間6

人生と創造の会オリノです。

 

~知性は意識(創造)に備わった能力~

「すべては偶然である。」
なんとも便利なことばではありませんか。
なぜか分からないが起きたビッグバン、そしてとてつもない時間が流れて
地球が形成され、その表面に私たちが人間として生きている。
これもすべて、ありえないような偶然、大いなる僥倖、奇跡の結果だと
言われています。
前回に書いたように、ここでも「偶然」が幸運に結びつけられているのです。
信じられないような「偶然」が、広大な宇宙や夜空に瞬く星々、雄大な山河、
生命に満ちた自然、そして人間という素晴らしい存在を生み出したという。
そんな話が一昔前に常識化してしまいました。
おかげで人間は虚無の泥沼でもがき苦しむことになったのですが、
それはまた人間の進歩のために必要な課題でもあります。
 
では話を進めていきましょう。
「偶然」の次は「必然」についてです。
意味はこうです。
 
「必然」・・・・必ずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないこと。
 
これはまたややこしいことになりそうです。
ただでさえ、”偶然によって物理法則などの諸法則があるようになった”
という決まり文句が出たならそれ以上の質問は禁忌だというのに、
”必然によって物理法則などの諸法則があるようになった”
なんてことを考えるのは”神をも恐れぬ行為”ということです。
宗教者も哲学者も科学者も触れようとしないデリケートゾーンです。
まあ、実際に恐れてないからいいのですが。
 
 
まずは手掛かりを探しましょう。
「必然」は「偶然」の対義語です。
ということなら、「偶然」の時とは反対になればよいのです。
「偶然」の場合を思い出してみましょう。
すべてが行き当たりばったりの混沌です。
ビッグバンの起きるかどうかとタイミングも全くの偶然であり、
ビッグバンが起きたらその時には諸法則もなぜか無数の中から
一つが決まっているということです。
 
ならば「必然」は必然的にその反対です。
必ずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないというのですから、
ビッグバンは必ず起きますし、予定通りに起こされます。
しかも起きる前に諸法則も必ず一つが決定しています。
二択だろうが無数からの選択だろうが関係ありません。
必ず決定されているのです。
それ以外にありえないのですから。
そして決められていた通りにビッグバンと一連の現象は進行していきます。
必ずそうなるし、それ以外にありえないからです。
「偶然」が混沌であるのに対して「必然」は秩序ある体系なのです。
思ったよりも簡単でしたね。
 
ですが・・・・何か変です。
”必ずそうなるに違いなく、それ以外にはありえない”
と、何者かが考えています。
何者かが決定しています。
何者かが予定しています。
何者かがその思惟を実体化しようとしています。
でも、ビッグバンの前なのですから物質さえ存在していないのです。
であるにも関わらず、すべての原因となる何者かが存在しなければ
「必然」とは言えない。
原因となる何者かが存在するので”必ずそうなるに違いなく、
それ以外にはありえない”となるのです。
そしてその何者かは肉体を持っていません。
肉体のない意識だけの存在、霊的存在だということです。
その上に人間の想像をはるかに超えた強大な知性とエネルギーを
持っています。
 
どうです?
急に神様を信じたくなりましたか?
聖書を読んでみたくなりました?
 
でも違います。
神は人間の創作物です。
神はすべての原因となった宇宙意識・霊を模倣したものにすぎません。
人間を虜にすることはできても、それ以外は無能です。
「霊の教え」はこの偉大で全知全能遍在な宇宙意識・霊を
 
「創造」 と呼びます。
 
だから「霊の教え」を学ぶ者は必然的に”神をも恐れぬ者””なのです。
まがい物ではなく本物を知っているのですから当然です。
 
創造についての別記事
 
ではまた次回に。