sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

乗り越えるべき壁・・・「救い」という毒2

人生と創造の会オリノです。

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続きです。

 

仮想宗教者B「あなたの言うことはわかります。

      あなたが厳しい言葉でキリスト教を批判するのも、

      単に論理的でないとか、聖書に書かれている奇跡が

      非現実的だとかではなく、神の裁きが人間の側から

      見れば残酷であり、ある意味では理不尽だと思って

      いますね。

      同じ人間が地獄に投げ入れられることに悲しみと憤りを

      感じているのでしょう。

      あなたは言葉はきついが心根はとても優しい方だとわかります。

 

      しかし、あなたは人間の知恵しか持っていません。

      しかもそれは堕落したものであり、誤りやすいものです。

      人間がいくら知恵を絞りだしても、善いもの、完全なるものは

      創り出せないのです。

      だから人の世から悪は無くならないのです。

      堕落し罪を負った人間には自力救済は不可能なのです。

      世界を悪から救いたいのに出来ないのです。

      自分がそのような人間であり、無力な存在だということを

      自覚したならもっと謙虚になれるはずです。

 

      無力で小さきもの、それが人間です。

      そのような人間が悪の苦しみから逃れ、幸福になるためには

      創り主である神とイエス・キリストを頼りにするしか

      道は無いのです。

      主イエスを通じて神と和解し、救われるしかないのです。

      あなたができる最高のことは、あなたが救われることです。

      こうして神と主イエスに巡り会ったのは恵みなのですから、

      どうかよく考えてください。」

              

仮想哲学者A「う~ん、今の話は良かったよ。

      さすが現役バリバリの牧師さんだ。

      何も知らない人ならコロッといっちゃうだろうね。(笑)

      しっかりとした考えの持ち主でも反論することが

      ためらわれるような見事な説教でした。

      感情、特に罪責感と無力感に働きかけて不安を煽り立て、

      そこに救いという神・絶対者の約束を得れば安心だと

      吹き込むのだね。

      神の傘下に入れば、自分は正しき者、善き者、誠実な者、

      神の僕だという自己肯定感と存在理由と安心感が手に入るわけだ。

      それらは宗教の持つ強力な武器であり、危険性でもあるね。

      つまり薬にもなれば毒にもなるものだ。

      人生に絶望した者に慰めと生きる希望も与えるが、

      自爆テロを起こして人を殺しもするのだ。

      人間性の育成・回復にもなるが、狂信的・盲目的になり人間性

      喪失にも至ることを世間も理解し始めたのは良いことだ。」

 

仮想宗教者B「一部の過激な原理主義者と我々の信仰を混同してもらっては

      困りますね。(怒)」

 

仮想哲学者A「はあ?どの口がそんなこといってるのかな?

      尊い救い主が磔にされてるのを指をくわえて見ていただけの

      連中が、自分の不甲斐なさを棚に上げて贖罪だ、奇跡だ、

      福音だと都合よく言っているだけじゃないのか?」

 

仮想宗教者B「そんなことはありません!(怒)お前が無知なだけだ!

      十二使徒のその後も知らずによくそんな悪態をつけますね!(怒)」

 

仮想哲学者A「おうおう言ってくれるね~。

      じゃあ十字軍は何だ?どこの狂信者の仕業だ?

      異端尋問はどうだ?魔女裁判は?贖宥状は?

      ニュースになる小児性愛事件は?」

 

オリノ   「まあまあ二人とも落ち着いて。 話を元に戻しますよ。」

            

二人同時に    「おっ、いかんいかん 。」

 

オリノ   「変な時に双子らしさが出ますね。それともネタですか?」

 

次回に続く