sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

地球人類のルーツ(私たちの起源)4

 

 

前回の続き

 

かつて人間は女性も男性も同等に、生存能力、戦闘能力、戦闘力などを持っていた。

つまりこれらのことに関しては男女間に差がなくまた労働の分担や労働分野にも差が

なかったが、重労働については、身体的にも力のうえでもやや劣る 女性に代わって

男性が引き受けた。

したがって女性と男性に差はなくあらゆる面で平等だったが、それは生物学的差異と

そこから生じる特徴などを除いての話であり、言うまでもなくそれらの差異について

考慮は原始時代からなされていた。

したがって当時から、結婚して子供が生まれれば、女性には母親の義務が生じ、

家事が主な任務となった。

だがそれ以外の場合は、女性も男性と同じ仕事に従事した。

政府の役職にも就いたが、男女が同人数で政治に携わり責任を負うといった形態で、

男性の能力も取り入れたもので、男性だけ、または女性だけで政権を担うことはなかった。

主に、すべての問題,決定事項および法則に関する発言権や決定権も民族自体が

持っていた。
すでに述べたようにゾル太陽系には、遺伝子操作され、逃亡した者に適した惑星が

二つあった。

火星とマローナ/フェートンである。

地球はまだかなり不毛であり、その上当時まだ大気がシリウス領域からきた人間には

かなり有害であったので、ここには、遺伝子操作された者のうち同胞に対して攻撃的で

悪質な犯罪者だけが送り込まれた。
当時シリウス領域から火星に逃亡したのは五つの人種、つまり迫害を生き延びた者たち

であった。

さらに先に述べたように、二つの人種は銀河の反対側である銀河系中心太陽の向こう

側に逃れた。

火星とマローナ/フェートンには、五つの人種に加えてさらに二つの人種が生みの親

ないし支配者から逃れてきたが、それらの人種は遺伝子操作を受けていなかったので

遺伝情報に変化はなかった。

彼らはまた遺伝子操作された者たちに好意的であったためその逃走を助けた。

彼ら自身はシリウス領域にある二つの異なる惑星の出身である。
この惑星は人口過剰であったため出産禁止令が発布されており、禁止にもかかわらず

生まれてきたすべての子供は殺害され、禁止令に違反した親は断種され追放された。
シリウス領域からの逃亡は非常に長い間続き、迫害者から常に追い立てられた亡命者が

ついに追っ手を逃れゾル太陽系に適当な隠れ場所を見つけたのは数千年後のことだった。銀河の向こう側に逃れた二つの民族も同様の経過をたどった。

これら二つの亡命集団に共通するのは、長きにわたる逃亡中に、多くの場合は宇宙船に

乗って銀河を右往左往していた時だったが、反乱と勢力争いが勃発したことだ。

その結果、遺伝子操作された者たちは自分たちの民族起源についての知識やそれを

示唆するすべてを失ったばかりでなく、ぞっとするような悲劇が露呈された。

それは人食いを引き起こすほどのもので、それが全宇宙船に襲いかかったのだ。

こうして遺伝子操作された者たちは自分たちの民族起源を示唆するものさえ失った

ばかりでなく、彼らの能力や知識についての情報も失ったのだ。

したがって、後の地球人にとってもこれらの知識が失われたことを意味する。

すべての失われた知識にはまた、創造と自然の法則と掟などについての知識も

含まれていた。

大きな混乱が起こり、それはさらに新しい困難をもたらしたが、追っ手の追跡の危険は

常にあり、その認識は代々受け継がれた。
火星とマローナに最終的に定住した遺伝子操作を受けた者たちと、彼らに好意的であり

生みの親ないし支配者を裏切った者たちは、時を経るに従って高度の技術を持つ文化を

発展させたが、それでも、ある日のこと避けがたく逃げるように惑星を去らざるを得ない事態に至った。

その玾由は、純粋に宇宙規模で見るとゾル太陽系は従来考えられていたよりずっと

不安定であることに、ある日のこと科学者が気づいたことにある。

つまり、多くの彗星や放浪惑星や隕石などが、新しく住み着いた惑星である火星と

マローナ/フェートンに次々と危険をもたらしたのである。

宇宙を急速度で飛び交うこれらの物体はすでに何度も惑星に落下し,甚大な被害を

もたらし、人命を奪った。

さらに引き続いて大きな放浪惑星が発見されたが、これは異例に大きな周期をもち、

その軌道は太陽系の最も外にある惑星よりもさらに遠くにあった。

天文学者の計算によると、この大きな天体は火星と衝突するか、または少なくとも

衝突寸前の状態になり、そのため火星上の生物は植物、動物そして人間も含めて

すべて破壊され全滅するという。

そこで遺伝子操作された者もしくはその末裔は火星という彼らにとっては追放の地を

返上しようということになった。彼らはその当時もなお末裔と見なされており、追跡の

危険が常に人々の脳裏にあったからだ。

もっとも、危険の原因をもはや明示できず漠然とした形ではあったのだが。

しかし脅威の放浪惑星はゾル太陽系ですでに長い間破壊を引き起こし、多くの災禍を

もたらしていた。

スファートの初期の頃の発言によると、この星はずっと昔、それが元来属する宇宙に

おいて、最悪の破壊をもたらした「破壊者」だそうだ。

その後それは予測のつかない軌道を描き宇宙空間を放たれた矢のように突き抜けて

ゾル太陽系に入ったのだが、そこでもまたそれ以来多くの災禍を引き起こしている。

時の経過に従って数千年という周期が平均五百七十五·五年へと短縮されたが、その後

プレアデス/プレヤール人が影響を及ぼしたことによって再び延び、約一 一八○年後に

再びゾル太陽系に巡り会うことになる。
プレアデス/プレヤール人の当初の計画ではその軌道を完全に逸脱させるはずだったが、

これは実施されずに終わり、だが少なくとも当分は危険のない軌道と周期に変えることができた。

本来ならそれは紀元2255年に再び戻ってきて甚大な破壊をもたらすはずであった 

プレアデス人がこの放浪惑星を他の軌道に移動させることも、また惑星自体を壊滅的に

破壊させることもできなかったのは,最高法院の要請があったからで、破壊したり別の軌道に乗せたりすると却って大きな破壊をもたらし、事によれば地球もその影響を受けかねないから断念するようにとのことであった。

 

続く