sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

新しき人間観・人生観・世界観7

人生と創造の会オリノです。

 

引き続き第10回会見からです。

 

ここで問われるのはもし人間が霊の道を知らなければ、

どうやって自分自身を万物と同一視するべきかということです。

ただたいていの場合人間は、その肉体を自分自身と同一視しています。

しかし人間が真理と取り組もうと心掛け、内面的に創造の実存在と

霊的な現実に合わせればどうなるでしょうか?

全世界が自ずと本当の霊的な現実と真理へと溶け入るのです。

創造的なるもの、霊的なものの唯一の原理があまねく支配するのです。

では、人間はどうしたら自分自身を万物と同一視できるのでしょうか?

まず、自分が実際にどのようなものであるか見つめることが必要です。

たいていの場合人間は、その肉体を自分自身と同一視します。

人間は自分の肉体を宝物のように大切に取り扱い、養い、

献身的に世話をします。

誇らしげに安物のがらくたや、くだらない妄想で自分を飾り立てますが、

一方で、自分の意識は痩せ衰えさせているのです。

ほんの少し痛いだけで、腹を立て不機嫌に他人に当たり散らし、

それどころか嘆き、泣き始め、自分を哀れみ、

あるいは自らの命を奪うのです。

自分の肉体をわけも分からず偶像視し、虚栄や不安、懸念やプライド、

そして様々な問題を纏わせます。

何もかもが肉体中心なのです。

しばしば物質的財産を自分の肉体と同一視することさえあり、

周囲の人間がうっかりそれに触ると、腹を立てたりします。

それに比べて、意識と霊の真理を認識する人間はどうするでしょうか?

このような人間は、世界および宇宙のあらゆる事物や生物と自分自身とを

同一視するでしょう。

創造と霊の英知に満ち、知識、真理、愛と認識に満ちた人間は、

過去において万物は真理から生まれ、現在も未来も生まれ続けることを

知っています。

それゆえ、そのような人間は自分をありとあらゆるものと同一視するのです。

彼はその意識的な存在の深奥において常に万物と一体となるでしょう。

彼は自己の深奥において霊的な意識および宇宙の万物と自分を

同一視します。

その一方、物質的に思考する他の人間は、自分の肉体、金銭や財産と、

誤った言葉や教えと、自分の声の響きと自分を同一視するのです。

しかし、人間が自分を宇宙の万物と同一視すると、憎しみや欲望を

自らの内に宿すことができなくなります。

自己中心的な区別をしなくなるからです。

彼は万物の本質と一体になったからです。

他の人間なら何ものかを自分だけの所有物にするでしょうが、

霊的に思考する人間はそのものをその内にある真理と同一視します。

つまり、すべてを内面的に所有するのです。

自分と真理を同一視することによって、彼から一切の恐怖が消え去ります。

それどころか、彼が一体となっているこの創造と霊の真理は、

彼に向かって振り上げた敵の手を逸らせて、その当人を打つことさえ

できるのです。

霊的に思考する人間は保護され庇護されており、

自然全体も彼に対して好意的です。

そして敵でさえも最後には彼に仕えることになるのです。

敵からの攻撃によって、霊的に思考する人間の中の意識的な理性の力は

さらに大きな力へと発展し、邪悪で卑劣で堕落したすべての者を制圧するのです。

結局敵の行為は、意識的創造的に思考する人間の成長と真理の認識に

役立つだけなのです。

敵は真に思考する人々に災いや、不幸や、良くないことを望みます。

批判、知ったかぶり、虚偽、中傷、異議、誤った主張、誤った教え、

嘲笑、非難によってそうした人々を絶滅できると思っているのです。

しかし、彼らは自分を傷つけるだけです。

なぜなら、彼らの行為は自分たちの愚かさと無知の証明であり、

そして、創造的に思考する人間はそこからさらに多くのことを学び、

その霊と意識はいっそう偉大で力強くなるでしょう。

 

このような真実が、単なる暗示だとでも言うのでしょうか?

そんなことを主張するのは狂気の沙汰でしょう。

というのもそれは完全な誤りだからです。

それは絶対的な真理なのです。

 

続く