ビリー・マイヤー氏インタビュー（霊の教え編）１１

このシリーズも次回で終わります。

問１８）　私たちが冒頭で話したことにつなげて言いますと、

私たちの人生の意味はいったい何ですか。

ビリー・マイヤー氏

人生の意味は進化、すなわち進歩と発達、不断の発展です。

進化の意味は、愛と調和、能力、知識と英知を包含した最高に可能な

発展を達成することです。
進化は人間を高い知識と英知の水準にもたらして、人間が創造に適った

人生を送ったりできるようにするだけでなく、創造自体が進化するのを

助ける働きもします。

つまり人間や事実上すべての生物が進化を必要としているように、

このことは創造にも、したが·って宇宙意譺それ自体にも等しく当ては
まるのです。

創造も相対的に完全であるにすぎず、それゆえより高い存在形態へと

昇ることができるために、進化を必要としているのです。

そこに至る道は人間です。

人間は数十億年（注）かけて純粋霊形態へと進化し、この形態においてさらに

高い存在形態、すなわちぺターレ水準に昇ります。

そこから次に創造、ずなわち宇宙意識への移行が始まり、それによって
合一、ずなわち 一·体化が行われるのです。

このようにして創造は、最高に可能な完全性にまで育成された、かつての

人間の霊形態を取り入れるのです。

人間の霊形態はかつて創造の部分として創造から出発し、人間を経由して

成長して進化するのです。

この一体化により蓄積された知識と英知も創造の中に入ります。

創造はそれによってまたほんの少し進化し、ある時間を経て次に高い

創造形態になります。

それはまた進化を続け、想像もできないほど長い時間を経ていつか最後に

絶対的絶対、すなわち万物を包摂した最高の創造形態になります。

そしてこれもまた進化を永劫に、すなわち無限の時間にわたって続け
る必要があるのです。

（注）インタビューなので言い間違いがそのままになってます。

人間の霊が純粋霊になるには生成されてから６００憶～８００憶年なので、

数百億と言おうとしたはずです。

問１９）　宗教が満足できる答えを与えられない人に何か助言がありますか。

そのような人はどうしたらいいですか。

ビリー・マイヤー氏

そうした人々や、宗教等に属しておらず、人生の意味等について満足のゆく

答えを見出せない人々ができることはただ一つです。

それは、何らかの誤まった教えを信仰によって受け入れ、その中で自己を
失う代わりに、自分自身の中に真理を探し、実際にも見つけ出して、真理に

即した決定的で有益な知識を獲得することです。

 この場合の原理は、「求めるものは見出す」です。

しかしここで忘れてはならないのは、正しいもの、良いものを見出すことが

できるのは、本当にそれらを求め、厳しい努力をする人だけだということです。

なぜならば、本当の真理は、宗教や教派が真理として見せたり売ったりして
いるすべての誤謬のように簡単には見出せないからです。

それらの誤謬は本当は誤まった教えに過ぎず、人間を従属させ、人間に権力

を振るい、そして人間を搾取することを目論んで作り出されたものです。
残念なことに、多くの人々はこの誤まった方向、すなわち宗教に向いた道を

進んでいます。

宗教は昔から「民衆の阿片」として知られていますが、それは宗教が人間の頭

を朦朧とさせるからです。

それによって人間はもはや現実と真理が見えなくなり、あらゆる自己責任を

失います。

しかし自己責任は、創造的自然に適い、調和の取れた善く正しい人生を送り
得るために大いに必要なのです。