sankabito’s blog

ビリー・マイヤー事件の真相、創造と霊の真理について。当ブログは人生と創造の会ブログのコピーです。

エノクの預言 1

 

 

今回から「エノクの預言」をとりあげます。

書籍ではドイツ語原文が左ページ、日本語訳文が右ページに配置されていますが、

掲載するのは日本語訳文のみとなります。

 

エノクの預言
クウェッツァルによる説明第215 回会見
1987年2月28日土曜日2時9分


クウェッツァル: エノクの預言を告げる前に言っておきたいことがある。

すなわち、預言(Prophetien)というものは変更可能であり、

人間がその思考、感情および行為を肯定的に変えるならば

よい方向に転換でき、そうした変化がより良いもの、肯定的で

進歩的なものにつながるのである。

預言は常に特定の原因に基づいており、そしてこれらの原因から

また特定の結果が生まれるが、先行する原因が形を変えたならば、

これらの結果も常に変わり得る。

だから否定的な預言や邪悪な預言も、先行する原因が目的に沿って

肯定的に変化し、そこから否定的なものや邪悪なものに代わって肯定的な

ものや善いものが生じるならば、決して実現することはないのである。

ただしこれは予告(Voraussagen)には当てはまらない。

なぜならば、予告は将来絶対確実に起こるであろう変更不可能な出来事に

基づいているからである。

予告は予視、すなわち直接的な未来透視に基づいており、

預言とも確率計算ともなんら関係ない。

したがって私が君に第3千年紀に関するエノクの預言の一部を告げても、

それらが必ず本当に実現するということを意味しない。

なぜならば、預言の実現というものはいかなる場合も、すでにある原因が

維持され、あるいはまた将来新たな原因が生み出されることを前提と

しているからであり、それによって初めて預言は実現し得るのである。

それゆえ地球の人間が理性的になるということを前提とするならば、

理性的に思考するようになり、感情が理性的に発達し、同様に理性的に

行動することによって、すべてが善に、より善いもの、肯定的なものに

転換する可能性が常にあり、そのため預言が必ず実現するとは限らない

のである。

しかしこのような転換が起こらなければ、来るべき新たな千年紀において、

非常に邪悪で否定的な時代が地球とその全住民を待ち受けることに

なるであろう。


ビリー: 先の第2次世界大戦以来、地球人の思考、感情および行動は

非常に多くが肯定的で善いものに変わったが、私の見るところ、

それだけでは十分ではない。

なぜならばより善いものへの大転換は、この世界の権力者たちによっても、

地球人全体によってもなされなかったからだ。

過去数年間に君たちは地球の経済、軍事および政治情勢について

多くの予告や確率計算をし、預言的な事件も述べた。

そして私はそれらを広めるよう求められ、実行した。

政府や新聞,ラジオ局だけでなく、テレビ局や世界中の多くの民間人にも

情報を提供した。
しかしそうしたすべてのことは何ももたらさなかった。

なぜならば、彼らはこれまで旧態依然としたやり方で漫然と過ごし、

預言や予告や確率計算に強い関心を示さなかったからである,。

私が君たちの許可を得て、第3千年紀に関するエノクの預言を広めた

としても全く同じことだろう。

それにもかかわらず、私はエノクの未来に関するメッセージを広く

知らせねばならないと思っている。
それがどこかで豊かな実を結ぶかもしれないからだ。


クウェッツァル 君が希望を失うことはあるまい 。

君の楽天主義は実に立派であり、それが人間の耳に届くことを祈る。

が、しかし、今世紀は今日に至るまでそうであったように、地球の人間が

熟慮して君の言葉に耳を傾けるということに、過度な期待を抱くことは

できない。

人々が耳を傾けるようになるのは、預言が真実のものとなり始めるか、

あるいはすでに実現したときであろう,。

おそらくそのとき初めて、君が我々とコンタクトを取っていることに関する

誹謗中傷が鳴り止むであろう。

君の敵、さらには病的な知ったかぶり屋や酷評家たちは長年にわたり我々の

コンタクトを躍起になって否定し、詐欺、 、ペテンと片付けている。

だが、遠い将来、我々と君とのコンタクトは完全な真実であることが証明される

であろう。

そのとき人間は、我々が君を介して彼らに与える救いを受け入れるであろう。

彼らは、我々が地球人の知っているスバルから来ていると誤解してはいるが。


ビリー: それについてはセミヤーゼもプターも私に説明してくれた。

では、エノクの預言によると、新しい千年紀において地球人と惑星地球がどう

なるのか聞かせてくれたまえ。


クウェッツァル すぐに始めよう。
ただあらかじめ言っておくと、私は正確な年を公式に举げることは許されていない。


ビリー: それはわかっている。

全く問題ない。

しかし人間がより良く理解できるように、預言を少しわかりやすい現代語で

表現してもらえるとありがたいのだが エノクの古い言い回しや書き方は、

今日のたいていの地球人にとって理解しにくいであろうから。

つまり平明な言葉と叙述が望ましく、預言が謎や秘密に満ちたものに

ならないようにしてもらいたい。

私がすべてを公表すべきであるならば、平明で、わかりやすく、

暗号化されていない預言であることが重要だろう。

なぜなら、理解しやすい預言だけが有益であり得ると思うからだ。
暗号を使うと、人間には何も理解できないために、興味を失って

しまうからである。

私の経験によれば、人間はある事柄をわかりやすく明解に説明されると、
非常に鋭敏になり、より深く、強い関心を持って取り組むものだ。

預言などを暗号化することによって不安がある程度和らぐというのは

事実その通りだが、他方、理解されることが少なければ少ないほど、

不安はますます大きくなる。
なぜならば、粗野な空想がうごめき扇動し始めて、ものすごい

不安や恐怖心が生まれるからである。


クウェッツァル :君の言うことは正しい。

エノクの預言をわかりやすい形で述べることにしよう。

では始めよう。

,地球の人間がこれからも今までと同じやり方で生きるならば、

同様にその思考と感情を今までと同じように形成し、

同じ行動パターンにふけるならば、

これについてエノクの預言は明瞭な言葉で語る。
預言が実現し始める時点、それはローマに法王が居住しなくなるときであろう。
そのときヨーロッパ中が、邪悪な権力により恐るべき折檻に見舞われるであろう。

キリスト教は崩壊し、教会や修道院は灰燼に帰すであろう。

科学によって恐るべき力が作り出され、軍や軍隊、そしてテロリストに

よって行使され、大規模な破滅が起こるであろう 。

数百万、それどころか数十億の人間がテロ行為や戦争や内戦によって

殺されよう。

そしてある所では3人に1人、また別の所では4人に1人が命を失うであろう。

東の国家は西の国家に対して立ち上がり、西の国家は東の国家に対して

立ち上がるであろう。
戦闘機や爆撃機によって多くの人間が殺され、爆弾とミサイルが大小

さまざまな村や町を破壊し、壊滅させるであろう。

これに対して人間 は完全に無力であり、888日間にわたりこの世の

あらゆる地獄を体験し、飢餓と疫病に苦しめられよう。

これらはいまや戦争そのものよりも多くの人間の命を奪うであろう。

かつて地球上に例を見ないほど苛酷な時代となるであろう。

なぜならば最後には何も買ったり、売ったりできなくなるからである 。

食料はすべて配給制となるであろう。

パン一切れでも盗んだなら、命をもって支払わねばならないであろう。

かつてエジプトのナイル川が血で赤く染まったように、多くの水域は

人間の血が混じって赤みを帯びるであろう。

イスラムの狂信者が決起してヨーロッパの国々を戦争で蹂躙し、

それによって一切が激しく揺り動かされるであろう。

西側ではすべてが破壊され、英国は打ち破られて、最も悲惨な状況に

投げ込まれるであろう。

イスラム狂信主義者とイスラム戦士は、長い年月にわたってその権力を

維持するであろう。

しかしこうしたすべてのことはヨーロッパだけに限られるものではなく、

地球のすべての国と人間が巻き込まれるであろう。

なぜならば、一切が世界中を巻き込む戦争へと拡大していくだろうからである。

法王権は新しい千年紀にはごく短期間しか存在しないであろう。

ヨハネ·パウロ2世は、最後から3人目の法王となるであろう。

彼の後にもう1人司教が続き、その後にロマン人のペトロと呼ばれる大祭司が

くるであろう。

その宗教的支配下で、カトリック教会は終焉を迎え、カトリック教会の完全なる

崩壊は避けられないであろう。
それは、将来地球と地球人を見舞う最悪の破局の始まりであろう。

多くのカトリック教徒の聖職者、僧侶、司教、枢機卿、その他大勢が殺害されて

大量の血を流すであろう。

プロテスタント教会カトリック教会と同様、極めて小さくなるであろう。

科学者の罪により、権力亡者とその軍、戦士およびテロリストは、

あらゆる種類のレーザー兵器や、核兵器化学兵器および生物兵器によって

強大な力を獲得するであろう。

遺伝子工学に関しても、とんでもない乱用が行われるであろう。

なぜならば遺伝子工学は、制限を受けることなく戦争目的に利用されるからである。

その最たるものが戦闘人間のクローン化である。

これは昔、ヘノク(Henok)の子孫がシリウス領域で行ったことがある。

しかし驚愕はこれに尽きるものではない。

遺伝子工学ABC兵器と並んで、これらよりはるかに悪質で、危険で、致命的な

大量破壊兵器が製造され、使用されるだろうからである。

恥知らずにも権力を乱用する無責任な政治家も、これらに仕える科学者や

隷属的な軍も、死の恐怖をもって支配し、クローン生物を作り出す。
これらのクローン生物は完全な良心の欠如のもとに育てられ、殺戮機械に仕立て

上げられて、いかなる感情も持たずに隊列を組んですべてのものを破壊し、殺害し、

壊滅するのである。

他のすべての西側資本主義国と並んで、真っ先に東の国々と戦うのはアメリ

合衆国であろう。

他方、彼らはまた東からの侵入者に対して自国を防衛せねばならない。

総じてアメリカが決定的な役割を果たすであろう。

なぜならば、アメリカは平和への努力とテロ撲滅を隠れ蓑にして地球の多くの

国々に侵人し、すべてを爆破し、破壊し、何千という住民を殺すからである。

アメリカ合衆国の軍事政策は、経済政策やその他の政策と同じく限度を知らない。

そうした政策は、かなり以前からそうであったように、世界警察の権力を構築し、

これを行使することをめざして策定されるであろう。

だが、それだけではない。

いわゆる平和的なグローバル化の隠れ蓑のもとで、アメリカの政治は経済による

絶対的な世界支配を追求するからである。

そしてそれは、大多数の人間がついに理性を持ち、自分たちの政府と軍および

その諜報機関による狂気の策謀に対して必要な措置を講じ、無責任な責任者の

権力をすべての分野で禁止しないならば、第3次世界大戦が勃発し得る方向へと

向うであろう 。

もしそうしなければ、大小さまざまな民族は独立と文化的なアイデンティティーを

失って、意気阻喪するであろう。

なぜならばアメリカは邪悪な暴力によって彼らに対する優位に立ち、

自分たちの意のままにしようとするからである。

最初、多くの国々はアメリカの攻撃と制裁に対する不安から、合衆国狼の

声に合わせて吠えるであろう。

スイスやドイツといった国々の多くの無責任者もそうするであろう。

しかしまた別の国々は、なんらかの形で強制され、あるいはアメリカの宣伝や、

無責任者のアメリカ寄りのプロパガンダに惑わされて同調するであろう。

だが最後には、アジア、アフリカ、そしてまたヨーロッパの多くの国々は、

自分たちがアメリカ合衆国の戦争と征服と搾取の目的のためだけに利用

されていることに気付いたとき、アメリカの覇権に対して立ち上がるであろう。

したがって最初に多くの国々がアメリカの手下国となった後、政府の

責任者や多くの国民に理性と認識が訪れて、合衆国に対する離反が

行われるのである。

しかし大規模な戦争は避けられないであろう。

なぜならば、地球の人間はより善いもの、つまり真の愛、真の自由と平和への

指示を見いだせないだろうからである。

なぜならば、彼らの努力は安楽や楽しみや富、そして手でつかめるすべての

物質的な価値と快楽に、そしてまた際限のない権力に向けられているから

である。

殺傷力の強い大規模な戦車部隊が国土を踏みにじり、戦闘機やミサイルが

空中を飛び交って、国と人々に死と滅亡と破壊と破滅をもたらすであろう。

こうして悪い時代が到来して、軍隊は統制を離れて野蛮で邪悪な荒廃を

もたらし、人間に対して想像を絶する大量殺戮を加えるであろう。
人間はこの蛮行をなすすべもなく傍観するしかないのである。

君と我々の警告は地球の大部分の人間が馬耳東風と聞き流すが、それでも

愛と平和、自由と真理に関する君と我々の言葉に従うならば、少しは救われ、

最悪の事態を免れるであろう。

だが、まさにそれは残念ながらありそうにない。

計算と観察の結果からすると、今後数十年の間に第3次世界大戦が勃発する

可能性は高いと思われるが、実際にそうなればこの途方もない破局の最大の

犠牲者となるのは何よりも大多数の民間人であろう。

そしてその罪はとりわけ無責任な科学者にある。
彼らは良心と感情を欠いたクローン人間の戦闘機械や、途轍もない

殺傷力を持ち、何でも破壊するコンピューター兵器を生み出すであろう。

この場合に懸念されるのは、人間による戦闘機械および殺戮機械、

すなわち戦闘クローンが自立して、独力で地球人や惑星に死と荒廃、

破壊と破滅をもたらすようになることである 。

こうしてすべてが、それまで地球上に存在したこともないほどに凄まじい

地獄となろう。

この残酷な出来事はちょうど888日間続き、文明は崩壊するであろう。

が、この恐るべきシナリオはなおも続くであろう。

なぜならば人間の間に伝染病や流行病やさまざまな種類の疾患、そして

ものすごい飢餓が蔓延し、世界経済は完全に破壊されて沈滞し、

なんらかの財をも生産することができなくなるからである。

言うまでもなくすべての食料や薬品などは配給制となり、これらの財を

横領した者は死をもって償わねばならない。

しかし戦争の狂気は陸上で広がるだけではない。

破滅は大海や大気圏、それどころか宇宙にまで持ち込まれるであろう。

また、未来に誕生する海中団地も攻撃されて壊滅し、何千もの人間が

命を落とすであろう。

しかしまた破滅の渦は海中の施設からも生じるであろう。

すなわち、海底都市で結成された潜水艦海賊団が、深い海中から浮上して、

水面上で艦隊に激しい攻撃を加え、破滅的な戦闘行為に巻き込むであろう。

そしてこのときに、地球外勢力が介入して西側の先進工業国を攻撃するという

可能性が現実となり得るのである,なぜならば、西側の先進工業国は来るべき

邪悪な時代の途方もない災厄に対するすべての責任を負っているからである。

もしこの可能性が現実となったら、そのとき地球外勢力は、その匿名性と秘密を

かなぐり捨て、無責任な行動をする西側国家によって恐怖におとしめられている

人々を助けるであろう。

しかしまた黙示録を思わせるような自然災害も発生して、ヨーロッパ中を

震撼させるであろう。

それにもかかわらずヨーロッパは、途方もなく多くのものが破壊されてもなお

存続するであろう。

他方では極西、すなわちアメリカ合衆国では様子は異なり、国土は完全に破壊

されていよう。

その原因はいろいろあり得る。

アメリカは遠い将来までひっきりなしに国際間の紛争を起こし続けて、世界中に

アメリカに対する激しい憎しみを生み出す。

その結果、アメリカを途方もない破局が見舞うが、それは地球の人間にとって

ほとんど想像もできないような規模に達するであろう。
WTSすなわち世界貿易センタービルのテロ破壊は、ほんの始まりにすぎない
であろう。

すべての黙示録を思わせるような出来事はABC兵器、レーザー兵器
その他信じられないほど殺傷力の強い破壊兵器や、クローン化された殺戮機械
によって生じるだけでなく、地球の人間によって無責任にも徹底的に痛めつけ
られた世界と自然が立ち上がり、地球にこのうえなくひどい破壊と死をもたら
すであろう。

激しい火災旋風とものすごい竜巻が合衆国を見橆い、人間の記憶にないほど

凄まじい荒廃と破壊と破滅をもたらすであろう。

アメリカだけでなく、新しい千年紀が始まってもなお、発展途上国や第3世界の

国々を制圧し支配できるという狂気を抱いている他のすべての西側先進工業国も、

まもなくそれらの国々に対する影響力を失うばかりか、それらの攻撃から我が身を

守らねばならなくなるであろう。

エノクの預言によれば、実のところ先進工業国は本当の文明国ではなく、

見せかけだけの文明国とみなさねばならない。

なぜならば、彼らは20世紀の終わり、そして新しい第3千年紀の始まりに

近づけば近づくほど、ますます一切の真の愛、真の自由と英知、

そして真の平和を、そしてまたヒューマニティーと真の人間存在の

すべての価値を踏みにじるからである。

しかしこうしたすべてのことも、邪悪な出来事が生じた後でさえ引き続きすべての

民族に対して攻撃を仕掛けることを合衆国にやめさせはしないであろう。

北アメリカ大陸が、それまで記録にないほどひどい大災害に見舞われようとも、

軍隊はコンピューターやABC兵器を駆使して殺戮を続けるであろう。

その際、コンピューター兵器が自立し、もはや人間にコントロールできなくなる
ということが起こるであろう。

以上がエノクの預言の最も重要な部分の概要だ。


ビリー: だが、告げるべきことはもっとあるはずだ。

どうか、それを語ってもらいたい,少なくとも君は私にそう ったことがある。

クウェッツァル :君は倦むことを知らないね。

では預言の中からあといくつか重要なことを語ろう。

地球上ではすでに新しい伝染病が人間の間に広がっているが、エノクが預言

したところによれば、その後にも数多くの伝染病が続くであろう。

1990年代にはエイズが世界中に広がるだけでなく、来たるべき新しい千年紀に

なっても、いろいろな伝染病が生じるであろう。

たとえば、いわゆる狂牛病もしくはBSE、そしてそこからクロイツフェルト·ヤコブ

のさまざまな症状が発生するであろう。

エボラと呼ばれる伝染病も、その他の伝染病や病気と同様に多くの死者を出す

であろう。

そうした病気の一部はまるで流行病のように出現して、それまで経験したことの

ない地球の人間に謎を投げかけるであろう。

主として政治に関しては、多くの不気味な事件が起きるであろう。
第3次世界大戦が始まる前に、フランスとスペインの武装勢力が衝突する

であろう。

しかしフランスはスペインとの紛争を最後まで戦い抜くことはしないであろう。

というのは、ロシアやスウェーデンのように、フランスでも国内に大きな暴動が

起こり、政府転覆や内戦に発展するからである。

特にフランスとスウェーデンでは、たとえば欧州連合の策謀とその独裁的な発令が、

多くの暴動と蜂起に火をつけるであろう。

が、これらの国々ではギャングや組織犯罪も寄与して、内戦は避けられまい。

これに加えて、生まれつき国籍を持って いる者と、移住してきた

外国人との間に重大な差別が生じるであろう。

外国移民はたいてい自国民とは異なる宗教を信じている。

そしてまさにこのことも、時間が経つに連れてますます深刻な紛争を

招くであろう。

排外主義、外国人排斥、そして他の宗教を信じる者への憎しみが、

台頭するネオナチ、テロ、極右主義などとともに日常茶飯事となろう。

イングランドウェールズ北アイルランドでも内戦状態になり、

多くの死者を出すであろう。

ソビエト連邦はこの80年代に、あるいは遅くとも次の10年間が始まるときには

消滅するであろう。

そのキーマンとなるのは、ミハイル·ゴルバチョフであろう。

だがそれによって平安が訪れるわけではない 。

なぜかと言うと、新しく生まれ変わったロシアは、長い過去の歴史を引き継ぎ、

内モンゴルを巡って中国と衝突するだろうからである。
その結果、ロシアは領土の一部を中国に譲渡することになるであろう。

まさにこの中国が危険な国になるであろう。

わけても現在すでに理想的な関係にはないインドに対してである。

中国はインドに侵攻するであろう。

もし生物兵器が使用されたら、ニューデリーとその周辺だけで3000万人が

殺されるであろう。
それのみならず、その時点では生物剤を装填して使用される爆弾やミサイルは
まだ制御できないため、そのときまだ知られていない恐ろしい伝染病が発生して

急速に広がり、多くの地域を見舞うであろう。

パキスタンもある事情からインドと交戦するように誘惑されるであろうが、

両国は核兵器を開発しているので、それは危険極まりないものとなるであろう。

ロシアもまた平安をもたらすことはないであろう。

ロシアはスカンジナビアを攻撃し、その結果、すべてがヨーロッパ中に拡大する

であろう。

そのわずか数カ月前には恐ろしい竜巻が北欧で荒れ狂い、実に多くのものを

荒廃させ、破壊するであろう。

ロシアの攻撃について言うと、それは夏の期間に、アルハンゲリスクを起点に

遂行されるであろう。

このときデンマークは戦争行為に巻き込まれないが、その理由はこの国が重要

ではないからである。

しかしこの戦争行為によってロシアは満足せず、その領土拡張欲は激しさを増す

であろう。

その結果、ロシア人はその戦力を携えてイランとトルコに侵入し、血なまぐさい戦い

とものすごい破壊によって両国を占領するであろう。

ロシアのこの領土拡張欲には、中東の石油資源を我がものとし、また南東ヨーロッパ

の領域に直接到達したいという欲求が根を下ろしている。

それゆえロシア人はバルカン半島にも侵攻し、多くの死者と破壊を伴う激しい戦闘で、

バルカン諸国を容赦なく壊滅的に打ちのめす。

またこの時点では、イタリアで大きな自然災害が国土と人間を襲い、それによって

大変な困窮が生じるであろう。

そのときはまたベスビオ火山が再び噴火し、途方もない災厄を広めるであろう。

さらに戦争も国を揺るがせて、多くの人間の命を奪い、大規模な破壊を繰り広げる

であろう。

より北方の国々でも戦争の災厄が降りかかるであろう。

なぜならば、東方から強力な軍隊が侵入して、殺害と略奪を行い、雨あられのような

爆弾とミサイル、そしてレーザーとコンピューターによって制御された前代未聞の

殺傷力を有する兵器によってすべてを破壊し、壊滅させるからである。

このときまっさきに蹂躙されるのはハンガリーであり、オーストリアと上部イタリアが

これに続くであろう。

スイスも深刻な巻き添えを食らうが、本来の攻撃目標とはならないであろう。

攻撃目標となるのはフランス、次いでスペインであろう。

しかし攻撃者の最終目標はヨーロッパ全体を軍事的に支配することであり、

フランスがその本拠地として定められよう。

フランスは外部から攻撃者によって占領されるだけでなく、内部からも占領軍への

協力勢力やその他の勢力によって占領されるであろう。

内部勢力として考えられるのは、その時点でフランスに在住し、異なる宗教、

特にイスラム教を信仰する外国人であろう。

フランスが陥落すれば、スペインと英囷に対する侵略戦争が始まり、それから

スカンジナビアに侵攻する攻撃軍との連合が成立するであろう。

フランスを拠点としたこれらのすべての戦争行為に、フランス国内に貯蔵されている

大量破壊兵器が使用されて、ひどい荒廃と破壊と破滅がもたらされるであろう。

東からの攻撃者は、フランス軍を強制的に同盟軍に編入して北欧の国々に対する

侵略戦争を遂行させるであろう。

北欧の国々のうちスウェーデンノルウェーが襲われて征服され、その後ロシアに

併合されるであろう。

フィンランドも軍事力によって侵攻され、多数の死者が出るとともに、大規模な破壊が

行われるであろう。

その後、国家は完全に解消し、ロシア軍が長期にわたって駐留するであろう。


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