ビリー・マイヤー氏インタビュー（霊の教え編）3

続きをどうぞ。

問3）　それにもかかわらず創造主、神は存在しますか。

ビリー・マイヤー氏

いいえ、その意味では神は存在しません。
ビッグバンは神の力や権力によって生じたのではなく、ひとえに霊的そして物質的な

物理と化学のプロセスによって生じたのです。

この過程は若い宇宙意識もしくは創造によって引き起こされて制御されました。
神という概念は世界や宇宙、天体や星団の創出とも、いかなる意味でも

全く関係ありません。

というのも、神という名称は人間の記憶とともに古く、何十億年も前から

宇宙のいろいろな世界に存在しており、一人の人間を表わす一つの称号に

ほかならないからです。

この称号は最初はイシュヴィシュと言っていました。

これを私たちの言葉に翻訳すると神を意味します。

しかしイシュヴィシュもしくは神という概念は、「英知の王」以外の何も意味しません。
それは全く人間の称号であり、非常に物知りで賢くあらゆる点で優れた能力を

備えていた人間に与えられました。

しかし、この概念は地球で人間によってねじ曲げられ、その価値を

変質させられました。

とりわけ原始宗教と、それによって利益を得る術を心得ていた者たちによってです。

その結果として英知の王としての神は廃棄され、一人の神,創造主が作られて、

それが地球と太陽等、万有を創り出したとされたのです。

それどころか、例えばエホバやその他の多くの者は、自分が神·創造主であると

主張しました。

そして彼らは自分たちを信じる者たちによって尊敬され、崇拝されたのです。

こうして次々といろいろな者が出現し、まもなく神の概念の起源となる

意味は忘れられました。

それによっていわゆる神·創造主が宗教や教派の王国で、人間の信仰の中で

凱旋行進をすることができたのです。

問4）　創造とは何ですか。創造という概念で何を思い浮かべたらいいのですか。

ビリー・マイヤー氏

創造とは本来宇宙全体、宇宙意識、人間に考えられる限りもっとも大きい力であり、

エネルギーです。
そしてまた創造は、全エネルギーであり、例外なくおよそ存在するすべての

生命形態の意識です。

創造は、その最も固有の形においては、最高に純粋な霊エネルギーですが、

その外形は最も粗大粒子状の物質にまで至る、数限り無い種類のエネルギー形態

を有しています。

このあらゆる水準と領域にわたる包括的なエネルギーは、霊的な実存在(SEIN)も、

物質的な現存在も体現しています。

創造は宇宙として最高のエネルギー形態であり,考えられる限り最高の、

活発で進化可能な意識であり、その法則と掟は全宇宙のあらゆる現存在水準や

霊水準等において無制限な妥当性を有し、決して誤ることがありません。
創造はこの創造宇宙の存在の最も強大な力、最も強大なエネルギーであり、

人間でこれに比肩できるものはありはせん。

とりわけ人間の作った創造主.神とはいささかなりとも共通するところはありません。

そのようなものは創造と、その力、能力およびエネルギーと並べて見ると、

絶対的な無として際限のない愚かしさの奈落に消え失せてしまいます。
つづく
(出典: FIGUスイスホームページ)